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「勘と経験」から「データによる集荷数の事前把握」により物流コストを1割削減!

-佐賀県農業協同組合様の事例-

・導入事業者:佐賀県農業協同組合

・職員数:2147

・導入日:2022年10月

・担当:陣内さん(大和事業所)

佐賀県農業協同組合

「nimaruJA」 導入の経緯について教えてください

当事業所では、これまで組合員とのコミュニケーションの手段が電話やFAX、現場での対面によるやり取りというアナログな手段しかなく、組合員とコミュニケーションを行うにはJAとしても現場職員の手間と時間がかかるような状況でした。


そのような中、出荷の為の配車手配においても翌日以降の正確な入荷数量の予測ができておらず勘と経験で配車を行っていたのが実情でした。当事業所の場合、7割程度が関東や北信越等の遠方地域への出荷となりますので1台配車をすると数十万円のコストがかかります。


昨今の物流問題により、出荷前のギリギリのタイミングではトラックの手配自体ができないことも発生しはじめています。トラックのスペースが足りずに出荷ができないよりは良いと思い、事前に余裕を持って2台のトラックを手配した所、実際には1台分の数量しか荷物しか集まらず、1台分の余分なコストが発生してしまうといったケースなども起きてしまっていた状況でした。


このような従来のやり方に限界が来ていると感じ解決策を模索していたところ、「nimaruJA」の事例が業界紙に掲載されており、すぐに連絡をさせていただきました。

「nimaruJA」を選ばれた理由について教えてください

取り組みを検討するにあたって最も気にしたのは、幅広い年齢層の組合員が使えるようなサービスかどうかという点でした。


面談で「nimaruJA」を実際に体験させてもらった際に、登録から利用までの流れが非常にシンプルで使いやすく、このサービスであれば多くの組合員が手軽に利用ができるように感じました。


JA内部でも直前の手配では配車ができない点については共通の課題認識がありましたし、仮に余分な配車を月に1回でも減らすことができれば費用が削減できる為、すぐに導入を決めました。

「nimaruJA」の導入効果について教えてください

大きく2つの効果を感じています。


1つ目は、元々課題に感じていた配車の課題が解決され、導入前と比較し1割程度の物流コストの削減に繋がった点です。


冒頭に申し上げた通り、これまでは勘と経験により入荷数量の予測をし配車台数を決めていましたが、無駄な配車に繋がってしまうケースもありました。


「nimaruJA」導入後は、組合員から事前に約1週間分の出荷予定を提出してもらうことで事前に予定入荷数量を把握できるようになりました。nimaruJAの特徴として、1週間分の出荷予定を登録しておしまいというだけでなく、生産者側で予定が変わりそうな場合に手軽に出荷予定を最新の情報に更新できる点があります。そのため、予定として出してもらった出荷数量と実際の入荷数量を検証したところ、差異が±10%程度の範囲に収まっており、精度の高い配車手配を行うことができるようになりました。


以前は前日に配車を依頼をしていましたが、今は少なくとも2~3日前には依頼ができるようになり、配車ができずに出荷ができないという問題もなくなっています。また、通常は2〜3日前に1日分の配車手配をするのですが、収穫量が多く車両が多く必要なシーズンについては1週間分をまとめて配車手配する等、物流会社と柔軟に連携ができるようになりました。


2つ目は、組合員と「nimaruJA」でコミュニケーションを取れるようになったことで顧客からの要望をタイムリーにお伝えできるようになった点です。


直近あった事例でお伝えすると、ある市場から合計約15トンの出荷依頼をもらったのですが、予定の入荷数量と比較すると若干不足していました。

そこで各生産者様に品種毎にどの程度数量が不足しているか?をnimaruJAを使ってお知らせし、元の予定よりも多めの収穫をお願いしたところ、顧客要望通りの出荷を実現することができました。


このように、柔軟に顧客の要望にお応えしていくという点においてもnimaruJAを利用することで対応がしやすくなり、JAとしての販売力の強化にも繋がるのではないかと感じています。

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「nimaruJA」の導入を検討される他のJA様へのアドバイスがあればお願いします

現在、「nimaruJA」を活用し、すでに全体の約80%の集荷量の把握ができるようになっています。


残りの20%については、高齢でスマートフォンを持っておらず、すぐにデジタル化に対応することが難しい組合員の方々です。しかし、その中でもガラケーからスマートフォンへの切り替えや、子どもの世代への代替わりなどをきっかけに今でも毎月1~2名程度登録が増えています。


取り組みとして、集荷数量の100%が完璧に把握ができずとも十分効果を発揮することができるようになっていますし、このようなデジタル化の取り組みについては完璧を求めてしまうと、いつまでも何も動けないと感じています。


「nimaruJA」はスマートフォンをお持ちの方であれば高齢な方を含めて幅広い年齢層の組合員へ広げやすい為、特に物流まわりで課題を持つJAさんや組合員を巻き込んだデジタル化を目指すJAさんにはぜひおすすめしたいです。

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