・導入事業者:くまがや農業協同組合
・職員数:332名
・導入日:2022年8月
・担当:太田さん(営農部園芸畜産課)
当JAは組合員さんへの連絡手段としてFAXや電話、封書の手渡しを行ってきましたが、現場職員の手間や時間がかかっていたため、組合員が利用しやすいことに加えて、JA職員も手軽に活用できるデジタルツールがあれば使ってみたいという思いがありました。
そんな中でお知らせ配信のデジタル化の取り組みを行っているkikitoriさん(nimaruJAの提供会社)とお話をすることにしました。
kikitoriさんには当JAの支店へお越しいただきサービスのデモ版を見せていただきました。
そこで私たちJA職員もサービスの体験をすることができたのですが、説明で聞いていた通りLINEから利用することができるため、面倒な登録もなく、操作も直感的に行うことができ、JA職員の中でも高評価でした。
また、すでに全国の大小さまざまなJAで導入実績があることや、今後、様々な取り組みへの展開を考えると、1つのツールでできるだけ多くのことができた方が組合員さんにとっても良いため、組合員への情報配信以外の取り組みについてもnimaruJAを使ってデジタル化できるという点が、検討を行う上での好材料となりました。
部会ごとに会議で紹介していく形で組合員さんへは拡げていきました。kikitoriさん側で用意して頂いた登録シートを組合員さんに読み取ってもらうだけなので登録も問題なく進めることができています。
人数が少ない部会にはこちらで登録シートを配りに行き、その場で直接登録をして頂いたりもしています。
もちろん、中には高齢でスマホを持っていない組合員さんもいらっしゃいますが、そうした場合でも奥様やお子様などご家族のどなたかがスマホを持っているケースが多く、ご家族に登録して使って頂いています。
はい、これまでに様々なメディアさんから何度かnimaruJAの取り組みを取材して頂いていますが、農業新聞さんにご掲載頂く目的として、外に向けて取り組みを発信するということはもちろんですが、それ以外にも当JA内でnimaruJAの認知を拡げていくための重要な手段になることがあります。
JA職員や組合員さんは大体皆さん農業新聞を読んでいますから、自分たちのJAでこういった先進的な取り組みが行われていることを知り、組合員さんにも取り組みにご興味を持っていただけるという効果があります。
これまでよりもお知らせのやりとりが圧倒的に手軽になり、JA職員と組合員さんの双方が便利さを感じています。組合員さんにとっては、どこでもタイムリーにお知らせを受け取ることができますし、これまであったような紙を失くしてしまうなどのトラブルも起きません。
JAから発信する情報がスマホに集約されているため、後から確認することも簡単で、情報を忘れる心配がないという声も頂いています。JA職員からも、組合員さんからもとても使いやすくて、これまでのやり取りよりも便利になったという声が多いです。
特に営農関係では、圃場の写真を撮ってその場で作物に関する病害虫の情報を組合員さんへタイムリーに伝えることができるなど、FAXや封書ではこれまで気軽に送ることができなかった情報をピンポイント且つ効率的に組合員さんへ届けることができる手段として最終的には組合員さんの満足度向上に繋げていくことできるように考えています。
また、nimaruJAは継続的に機能のアップデートや新しい機能の追加があるため、導入以降もできることが増えているので今後のアップグレードにも期待しています。
例えば、導入当初はJA職員はパソコンからのみ利用が可能だったのですが、導入して割とすぐにスマホでも利用が可能となり、手軽さが一気に増しました。
また、回答結果の集計が可能なアンケート機能もリリースされたため、部会ごとの集会の出欠確認や組合員さんに気軽に質問をしたい時などさまざまな場面で活用ができます。
より多くの方にnimaruJAをご利用していただき、当JAとしても組合員さんの満足度向上に繋がるお知らせ発信をより積極的に行っていきたいです。
これまでのFAXや封書でのお知らせ配信と比べると確実に効率化が進んでいるため、これを機に発信内容の見直しや強化もできればと考えています。
今後JA内でさらに利用を拡大していく予定なので、どのように業務が改善されていくか楽しみです。
貴重なお話しをお伺いさせて頂きありがとうございました。