入出荷予定連絡のデジタル化で最適な販売と配車を実現!

-松本ハイランド農業協同組合 ぶどう部会様の事例-

・導入事業者:松本ハイランド農業協同組合 ぶどう部会
・職員数: 1,006 名
・導入日:2021 年 7 月
・担当:村山さん(営農部果実課 課長)

職員の方々

nimaru を導入される前はどのような課題を抱えられていたのでしょうか。

 私たち JA のぶどう部会では、販売の最大化や効率的な配車を目的として、毎週、組合員から先 1 週間の出荷予定を記載した出荷予約表を紙で提出してもらっていました。当ぶどう部会は、全体で組合員 700 名ほどを抱えており、シーズンになると毎週数百枚の紙が集荷場へ持ち込まれ、手書きで記載された出荷予定情報を職員が一つずつエクセルに入力し、集計してきました。こうした業務にかかる担当者の負担が大きかったというのが一つ目の課題です。

 そして、もっと大きな課題としては、出荷予約表を提出してもらった後、天候や用事等で組合員さんの出荷予定に変更が生じた場合、出荷予定表を修正して再度集荷場へ持ち込んでいただく必要があったため、中々組合員さんが出荷予定の変更連絡を行ってくれず、いざ当日になると予定されていた出荷数量と実際に持ち込まれた数量に大きな差が生じ、事前に販売先とやり取りをしていた取引内容や配車計画が無駄になってしまうことが多かったというのが課題でした。

システムを選定される際には、他社の製品とも比較検討されたのでしょうか。

 業界の関係者やシステムベンダーにも話を聞きながら、いくつかシステムを比較、検討しました。しかし、組合員さんと一緒に利用するという点を考えた際、幅広い年齢層の組合員さんに実際に使ってもらえそうなシステムが正直なところほとんどありませんでした。

 そんな中で、nimaru というサービスがあることを業界の知人に教えて頂き、問い合わせをしてみたところ、サービスのデモをオンライン面談の場で行なっていただけ、部会長を含めた組合員数名もその場でサービスを自分で触って試してみることができました。

 スマホを持っている組合員の多くが使っている LINE を窓口として、高齢の組合員でも手軽に使える本当に簡単な仕組みを実際に自分たちでも体験できたことで、部会の中で nimaru の導入を本格的に検討してみようという流れになりました。

JA松本ハイランド様(外観)

nimaru を導入するにあたり、組合員や職員の方々の反応はいかがだったでしょうか。

 正直なところ、みんな初めは眉唾物という感じでした(笑)。特に職員側は、組合員さんが本当にそうしたアプリを使ってくれるのかという心配もありましたし、自分たちも新しいシステムを覚えなければならないので面倒だという気持ちがあったみたいです。

実際に nimaru を導入してみて、現場の方々の反応はいかがだったでしょうか?

 まず nimaru を登録してくれた組合員さんが、年配の方も含めて口を揃えて非常に簡単で使いやすいと言ってくれたのが私たちとしては良い意味で期待を裏切られました。こうしたサービスは登録の部分で ID やパスワードを設定したり、アプリをダウンロードしなければならないケースなどが多く、組合員さんの方でも登録の部分で面倒になってやめてしまう方も多いのですが、nimaru は組合員さんが普段使っている LINE でお友だち登録をするだけですぐに利用ができるので、職員側での説明の手間もほとんどなく利用してもらうことができました。

 職員についても、これまで紙からエクセルへ一つずつ手入力していた作業が、nimaru を使うと組合員さん側からデータで自動的に出荷予定情報が集まってくるので、従来業務にかかっていた負担の大幅な削減に繋がり、今では職員が積極的に組合員さんへ nimaru の取り組みを紹介しています。

何名くらいの組合員の方が nimaru を利用されているのでしょうか。

 2021 年 7 月から導入をスタートして、現在(2021 年 8 月時点)すでに 100 名以上の組合員さんが nimaru を利用しています。今後、組合員さん同士のクチコミでさらに利用が広がっていくように思っています。nimaru を運営する(株)kikitori さんには、職員や組合員さん向けに nimaru の説明会を開いて頂くなど、熱心に導入サポートを頂けたのもありがたかったです。

説明会の様子

nimaru 導入の効果について教えてください。

 一番大きな効果は、事前の入荷予定数量と実際の入荷数量の差が以前と比べて格段に小さくなった点です。ある週ではこれまででは、予定と実入荷数量の差がわずか 2 ケースと、以前のやり方だと考えられなかったような nimaru 導入効果がでていました。

 また、nimaru を導入後は、nimaru を利用する組合員分の紙のやり取りが全てなくなり、これまで職員側で行なっていたエクセルへの入力作業の時間なども削減することができるようになりました。

まだスマホを持っていない組合員さんもいらっしゃると思うのですが、そうした組合員さんに対してはどのように対応されているのでしょうか?

 nimaru は従来の紙による入出荷予約管理業務にも対応しているので、スマホを持っていない組合員さんについては従来通り、紙で出荷予定情報を出してもらえれば、職員が組合員さんの代わりに nimaru へ情報の入力ができるようになっています。

 スマホを持っている方と持っていない方の双方に対応できるという点も、JA として導入がしやすかった点でした。

マスカット農園にて

今後の nimaru 活用の展望について教えてください。

 今年はじめて nimaru の導入を行い、組合員さんの評価も上々だったので、今後はより一層、多くの組合員さんに nimaru を広げていきたいと考えています。将来的には、全ての組合員さんから nimaru を通してタイムリーで正確な情報を効率的に収集し、より効率的な配車や事前取引による有利販売を通して、組合員さんに常に選ばれ続ける存在を目指したいと考えています。

 また、nimaru の特徴として、JA の基幹システムや出荷先事業者とのデータ連携が可能とのことで、nimaru を使った組合員さんへの市況情報の配信や、組合員さんから集めたデータを流通の中で一気通貫で活用することで、まだまだアナログな流通現場業務の改革を進めていきたいと思っています。

村山様、本日はありがとうございました。

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